 外国人観光客がホアンキエム湖を訪れる |
6月にベトナムを訪れた外国人観光客の数は97万5000人に達し、先月と比べ6.4％増となりました。その中で、韓国や中国、台湾、アメリカ、マレーシア、日本、シンガポール、カンボジア、タイ、オーストラリアの観光客が多数を占めています。
年初から6月まで、グーグルで検索された旅行関連の検索数で、ベトナムの検索数が10～25％増加し、増加率で世界第6位となりました。ベトナムは東南アジアからランクインした唯一の国でした。
また、ベトナムの旅行を検索した上位10か国はアメリカ、日本、オーストラリア、インド、韓国、シンガポール、イギリス、マレーシア、ドイツ、フランスです。これらの国々は北米、東北アジア、西欧、東南アジアにおけるベトナムの重要な市場となっています。一方、ホテル予約サイトのアゴダはベトナム観光が急速に発展し、アジアにおける3つの最も有名な目的地の一つになっているとしました。
最近では、イギリス日刊紙「インデペンデント」はベトナムが多様で美しい風景や美味しい料理で、「東南アジアでベストな旅行先」となっていると報じました。また、ホーチミン市、首都ハノイ、および中部港湾都市ダナンは都市を体験したい人にとって最も魅力的な旅行先であるとし、運河や川が絡み合い、木造家屋とフランス風の建物が点在し、店舗が建ち並ぶクアンナム省のホイアン旧市街を「ベトナムのヴェネツィア」に例えています。
関連する動きとして、6月24日、ベトナム国会は8月15日からEビザの有効期限を30日から90日へ延長すること、ビザ免除を15日から45日へと延長することを承認しました。ビザ政策の緩和は9月頃から始まるピークシーズンにおいて、外国人観光客の誘致に役立つことが期待されています。ベトナムは2023年に外国人観光客800万人を受け入れ、観光サービスから650兆ドン（約3兆9900億円）を得ることを目標としています。